最近カードセットの発売間隔が短いよね。パワー99は1ヶ月ルールがあって、これを待っている間に次のセットの情報が出てきてしまうので世の中から取り残された感じになってしまう。
6月はFINAL FANTASYのことなんてなんも考えずにずっとタルキールをナデナデしていた。
タルキールはスタンダードからすると重いカードばかりのようで、カードパワーに比して安いカードが多い。
その中から俺はマルドゥに目を付け、こないだの大会で優勝してきたのでここで自慢するよ。

《不可避の敗北》
あまりにも”パワー99″って感じのカード。プレビューで見た瞬間に安くなると確信したよね。 正直初見ではドレインなにそれおいしいのだったが、実際に使ってみるとこれがキマるんだわ。
やってることは《はじける破滅》と一緒で「同じカードを8枚入れればデッキになる」ってやつなんだけど、除去ってるだけで相手のライフが勝手に溶けていくのは、こうなんというか、すごく、いい。 良い。
相手だけ毒状態でスタートしてるようなもんだと思った。毒状態というのは毒カウンターではなく継続ダメージとかスリップ状態とかそういうやつです。

《はじける破滅》
パワー99では古くから使われているカードだけど、これも単品では強さを実感しにくかったんだよな。昔は《魂の粉砕》もあったし。
《不可避の敗北》とこれを4回ずつ撃つと合計20点で終了。もちろんそんなことはできないに等しいが、このデッキを握ってるときはそういう心意気だ。
ちなみにこのカードはFINAL FANTASY 統率者デッキにアンコモン再録されているため、1ヶ月ルール適用後の7/10より使用不可になる。このデッキ終わりだよ。

《憤怒の力》
3マナ6点火力。大好きなカードなんだけども今回は赤赤が重いし爆速で20点削り切ることをメインにするデッキじゃないのでそんなには入れない。
でも爆速削りプランも見れるようになるうえに緊急回避機能までついてるのは他のカードじゃ得難いよね。
緊急回避は、フルアタック&フルタップでリソースを全部相手の顔面に叩き込んでも返しで死なないという意味で攻撃的に使うこともできる。

《黒焦げ》
3マナ6点火力。普通は4点火力という。
《不可避の敗北》や《はじける破滅》と同じく、除去しながらプレイヤーへのダメージが入る……という表現も普通はしない。シンプルな火力だ。
顔に飛ばない火力は論外だが、生物を焼けない火力もいただけない。相手は毒状態なので、相手の生物を焼いて身を守るという行為も攻撃の一種なのだ。どくどくまもみが。
そして色拘束は軽くあってほしいし、《不可避の敗北》とかを構えたいのでインスタントが良い。もうこれしかない。

《炎心の決闘者》
3マナ3点で良いならこれもあるんだよな。
火力は沢山入れたいけど火力一辺倒なのも芸がないんだよね。
マナカーブ的に最初から生物面で出すこともしょっちゅうだけど、パワー3あるのが偉くて結構良いクロックになったりするんだよの。絆魂も沁みるんだぬー。

《木端+微塵》
顔に飛ばない火力は論外って言った?
《黒焦げ》はなるべく顔に撃ちたいので、サポートとしてちょっとだけ入れるんで。ちょっとだけなんで許してください。
余波は顔に飛ぶと表現しても問題ないだろうが!
黒黒は重いが、どうせ撃つのは終盤(というかこれを撃つことで終わる)なので気にならない。もしくは気にしない。
今回の大会では早いデッキやマナクリで加速するデッキと当たらなかったのでサイドアウトすることが多かった。顔に飛ばない火力は論外。

《嵐拳の聖戦士》
赤黒ってだけで入れて良い優秀なクリーチャーなんだけど、今回のデッキは除去が満載されているため威迫が通りやすく相手のドローも比較的気にならないのがハッピーピッタリマリアージュ。
これを2ターン目に出したすぎるので《シャドーブラッドの尾根》を4枚積む。

《ゴブリンの闇住まい》
非常に攻撃的でよろしい。全除去の返しとかに《憤怒の力》とかを撃ちながら登場すると相手の眼から光が消える。闇住まいとお揃いだね。

《雷の布告、ズルゴ》
出たターンに何もしないので抜いても良かったかもだけど、この暴力性は癖になるんだぜ?
ズルゴ出します、殴られたくないのでブロッカー出します、じゃあブロッカー除去ってズルゴパーンチ、ぐぬぬ、ほらほら全除去撃ちなよ。ってね。
ちなみにパワー99の応召は他に《倒れし者の報復者》しかいない。奇襲持ちの戦士は何体かいるのでその辺が面白いかもしれない。

《黒曜石のオベリスク》
これ使えないとこのデッキ成立しないよ。色拘束が終わってるし《冬の月》怖いし。
なんか売り切れのショップ多いうえに今133円か。これが使えなくなると色んなデッキに影響するなぁ。

《苦い真理》
バーンはどこまでいってもバーンなのでリソース切れが怖い。それまでどんなにイケイケでも、手札が切れた瞬間にスンッ…ってなるのでドローを全く入れないわけにはいかないんだ。苦い真理だよ。
これの3ドローでちょうど足りたってこともあったし、入れたくないんだけど入れざるを得ないやつなんだ。《嵐拳の聖戦士》はこの問題を良い感じに解決してくれるというのも良いカードなんだけど足りない。強欲にいこう。

《浄化の輝き》
相手は毒状態なので守り札も欲しい。しかし顔面を攻められないカードは最低限にしたいので1枚で複数対処できるこのカード。
前回の大会はここに《くすぶる卵》を入れていたんだが、これは完全に失敗だった。動き始めるのが遅い上に、裏返っても即座に大火力が出せるわけじゃないんで。
やっぱりバーンは殺意。腹から声出していこう。
で今回はサクッと優勝。
アグロ引き潰しルートを取ることが多く非常に快速急行だった。全ラウンドで最初に対戦終了してたかもしれない。
これデッキタイプってバーンで良いの?