パワー99 卒業カード紹介 総括

こないだ怒涛の卒業カード紹介をしてきたが、500枚以上もあって読んでられるわけがない。結局何がデカいの? ヤバいの? 調べてみました! いかがでしたか?

まずは各観点の説明。読まなくてもいい。

【強さ】
観点も何もそれが全てじゃんという感じだが?

【頻度】
パワー99の色んなデッキでよく見かけたかどうか。
強くても、特定のニッチな場所で強いみたいなのはあんまり卒業生代表とは言えない。

【唯一性】
超使われたカードでも、代替品があるなら差し替えるだけ。卒業というより「更新」だろ。
既に代替品が存在するカードは足切り。《群れの渡り》は《月の雛》で代替できる、等。

【復帰しなさ】
すぐに戻ってきたなら卒業ではなく一時使用不可。戻ってこなくても、110円とかだと卒業の喪失感よりも復帰への期待が勝ってしまう。
数カ月で戻ってきそうなカードは足切り。
値段だけでなくグラフの形も考慮するが、グラフの読み方は適当。

観点毎に俺の主観で採点し、さらに俺の印象や思い込みや気分や怒りを良い感じにぶち込んでこねこねしたものを10位から1位までのランキングに叩きつけたものがこちらです。いかがでしたか?

10位《ハグラの噛み殺し》強:C 頻:B 唯:A 復:C
2020年くらいのパワー99最初期から使えてた古参。当時は黒いデッキなんにでも入れてた。
最近はプレインズウォーカーにも当たる除去が欲しいのと、黒が高速化したことにより採用率減り目。
モダホラ3で《不敬者破り》が来たことで値下がると思ったら逆に上がってるのどういうこと?
便利なだけで効果が強力なわけではないけど、長年の定番カードだったという思い出補正によりギリギリランクイン。

9位《廃物製の喧嘩屋》強:B 頻:C 唯:A 復:B
「これ捨てます」って言われるだけでおえーってなるやべーやつ。
まあ、最近はインフレの波に飲み込まれた感があった。これ1枚にやられる方が悪い、みたいな。
剛胆な古生物学者》とかによりメインから墓地対策が出てくるのも逆風なので順位を落としてここ。
卒業が去年だったらもっと高順位だったね。

8位《九つの命》強:B 頻:C 唯:A 復:A
無害な申し出》や《切望の隼》で押し付けて《浄化の輝き》や《変位の波》で割るデッキはみんな通る道。《ドロモカの命令》対策したよね?
コンボ抜きでも普通に延命性能が高くてクッソウザいのが凄かった。
強力で存在感もあるカードではあったけど、結局は基本そのコンボデッキでしか使われないし、そんなのがパワー99代表面してほしくないのでこの辺に置かせてもらおう。

7位《迫害》強:B 頻:B 唯:A 復:C
まーじでクソカード。3,4ターン目に撃たれてゲーム投げるの何度やったか分からない。いや嘘だ。いや何度やったか分からないのは事実だけどそんなに投げてない。
結局腐ることも大して刺さらないこともよくあるので総合するとそこまででもないのかもしれんけど、印象の悪さでランクインした。

6位《培養ドルイド》強:B 頻:C 唯:A 復:B
かつてマナクリといえば《媒介者の修練者》か《爪鳴らしの神秘家》かこれ、という時代が長くあったもんだ。三者三様で面白かったが《ラノワールの壌土語り》の登場で全員駆逐された。と思ったら、こいつだけは+1/+1カウンターデッキに居場所があったのよね。
媒介者の修練者》は《契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ》、《爪鳴らしの神秘家》は裏面デッキで使うけど。
2ターン目これから3ターン目《ピーマの改革派、リシュカー》(統率者マスターズでアンコモン落ち)→さらに3マナの何かっていう動きが黄金ルートだった。
基本のマナクリが使えなくなることに時代の変わり目を感じているので強さの割には良い順位。

5位《祝祭の出迎え》 強:B 頻:B 唯:A 復:B
ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》と一緒に参入したのってなんかおかしくない?
あとパワー99ってこんな簡単に複数の宝物を出せるフォーマットではなかったはずだ。
めっちゃ高い絵違いがあるせいで値段が不安定であり、いつ急に戻ってくるか恐々としている。
参入直後の盛り上がりが高かったのと、もしまたやってきたら間違いなく第二次ブームが発生するだろうという確信により、2カ月しか使えなかったカードにしては高インパクトの5位。

4位《太陽の栄光、オターリ》 強:A 頻:B 唯:B 復:B
AGDこと《アダルト・ゴールド・ドラゴン》が名を馳せていた時代があったのを知っているだろうか。そっからパワーが1下がるだけでこの強化よ。
2回走ったらゲームが終わる。つまり《アニーの加入》ヤバイ。ご存命のうちにパワー99EDHを組んでおかなかったのが悔やまれる。
めっちゃ好きなんだけど、悪斬こと《加護をもたらす戦乙女》に取って代わられることも多く、贔屓しまくってもトップ3には届かず無念。

3位《黒曜石のオベリスク》 強:B 頻:A 唯:B 復:B
アイレンクラッグ》が残っていればまだ耐えたかもしれなかったが同時に卒業。
これ出して次に《真面目な身代わり》を出し、4ターン目に6マナをぶん投げる246戦法がめっちゃ流行った。俺の中で。
緑を使わずにランプできるので色んな6マナ帯のカードが再評価されて楽しかった。ンや《全知の調停者》、《忌まわしきカニ》が出た瞬間にアドを取れて好きだった。
もっといろんなカードを研究したかったよー。

2位《千番目の月、アニム・パカル》 強:A 頻:B 唯:B 復:A
普通にいろんなフォーマットで使われてるらしい?
ブリキ通りの重鎮、クレンコ》と比較すると、自分自身が殴らなくても良いのとトークンが攻撃状態で出るのとで2ターン早い。あり得ん。
単に出して殴るだけでめっちゃ攻撃力あるのに+1/+1カウンター参照なので《光輝王の野心家》やら《天使火の覚醒》とも相性が良く、この辺のパワーカード適当に突っ込むだけで誰でも簡単に強い赤白が組めてしまう。
そういうんじゃないんだよパワー99って。もっと創意工夫を見せてほしい。
今回の卒業カードに赤白のカードが多かったことからも分かるように、前期の赤白はちょっとおかしかった。大量卒業ざまあみろ。まだまだ全然残ってるけど。
てーことで赤白の大量卒業を象徴するカードとして1位にするのも全然ありだったが、やはり1位の御方に比べるとなんというか、やっぱり卒業生代表には「格」があってほしい。テスト1位じゃなくて生徒会長がなるべきでしょう。

卒業生代表の発表の前に、惜しくも圏外になってしまったやつら(順不同)
スランの門
レジスタンスの火、コス
探偵のフェニックス
早駆ける業火、カラミティ
水の辺村の合戦
血滾りの福音者
解き放たれた者、ガラク

じゃあ、1位のカードを見てみようか。

1位《栄光をもたらすもの》 強:A 頻:A 唯:A 復:B
ということで俺が考える卒業生代表はこいつ!
いやーやっぱこいつだよね。そう思うでしょ? わかる。そう、そうなんだよ。This is it.
名前も良いよね。うん。あとドラゴン。飛行速攻。マジでね。もたらされるわ。栄光。

やっぱ赤多いよなぁ。
あと、かなり1位争いに絡んでいたのに急に再入学してきた学生運動家みたいな元卒業生がいてね。

アヴェルヌスへの下降
なんやねんお前



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